【四日市市の予算⑥防災・消防】河川水位の観測強化、消防指令システムを更新

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【いざという場合への備えを=写真はイメージです】

 2025年度一般会計当初予算案から分野別におもな事業を紹介する6回目は「防災・消防」分野。カッコ内の「新」は新規事業。

 ■局所的な集中豪雨による想定外の排水・内水氾濫などに備え、河川の水位上昇の早期察知や実況把握が可能な観測機器や監視カメラを新設する。今回は鹿化川流域で行う。南海トラフ地震などに速やかに対応できるよう、指定緊急避難場所の鍵ボックスの導入を検討し、住家被害認定調査や罹災証明書などの業務の効率化に役立つシステムを導入する。(2278万円余)

 ■災害時に拠点防災倉庫の荷捌き、避難所への配送業務などをスムーズに行えるよう、防災倉庫管理システムの導入を検討する。災害時の給水活動を効率的に行うため、組み立て式給水タンクを配備する。(917万円余)

 ■南海トラフ地震などによる大規模な災害が発生した場合に備え、避難者や災害対応に従事する職員、他自治体からの応援職員が利用できるよう、本庁舎周辺でマンホールトイレ(20基を予定)を整備する。(1440万円)

 ■消防活動拠点の機能強化のため、現在は小山田地区市民センターに併設されている南消防署西南出張所を独立した消防署出張所庁舎にする。鉄骨平屋建て約300㎡の規模で、2026年3月の運用開始をめざす。(2億9228万円余)

 ■四日市市、桑名市、菰野町の3消防本部で運用している消防指令システムの老朽化に伴い、2026年4月の運用開始をめざして更新整備を行い、安定した通信指令体制を維持する。老朽化した消防救急デジタル無線機や消防隊員が持つ署活波携帯無線機を更新、IP無線機やウエアラブルカメラの導入で消防活動の高度化、消防隊員の安全確保を図る。(20億165万円余)

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