【四日市市の予算④交通・にぎわい】初の「道の駅」設置を検討、中央通り再編を進展

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【中央通りを公園のようにする整備はJR駅のある東へと進展=イメージは四日市市提供資料から】

 2025年度一般会計当初予算案から、分野別におもな事業を紹介する4回目は「交通・にぎわい」分野から。カッコ内の「新」は新規事業。

 ■中心市街地の活性化や交通機能を高めるため、国の直轄事業「バスタ四日市」の整備と連携し、デッキや中央通り公園の整備など、近鉄四日市駅からJR四日市駅にかけての再編を進める。(39億1520万円)

 ■中央通り再編と連携し、中心市街地の魅力や回遊性を高めるため、鵜の森公園や諏訪公園の再整備を進める。(3億6455万円)

 ■新図書館候補地(市役所北側の民有地)での用地確保に向け、用地買収を前提に、借地も含めた具体的な交渉を進めるため、用地測量を行い、建物移転に関する補償費の算定などを行う。(3470万円)

 ■県北部の広域交通の利便性が高まることを視野に、道路利用者の休憩施設や災害時の防災拠点など、多様な機能を持つ「道の駅」を設置するため、先進事例の調査や候補地選定などを検討する。四日市市内での道の駅設置が実現すれば初となる。(新、600万円)

 ■デマンド交通や支線バスなど生活を支える交通の確保に引き続き取り組み、交通空白地域では、あらたな移動手段としてAI活用型乗合デマンド交通の実証事業や、今後の対応に向けた調査、検討を進める。バス路線では幹線と支線のあらたな乗り継ぎの接続点になるよう、地域の商業施設と連携したコミュニティーターミナル整備に向け測量や設計をする。(7140万円余)

 ■経済活動の活性化や交通機能の強化を図るため、国道、県道との広域道路ネットワークを形成する道路整備を行う。小杉新町2号線の用地買収、建物補償や、泊小古曽線の擁壁工、用地買収、建物補償などを予定。(3億6800万円)

 ■市内の幹線道路となる産業支援道路や住宅団地内の生活拠点道路のうち、舗装劣化が進んでいる路線の計画的な再舗装や、著しい渋滞が起きている「交通ネックカ所」の改良や新設道路の整備による安全で快適な道路の機能維持を図る。子酉八王子線、阿倉川野田線、平尾開拓12号線、赤堀小生線、三重橋垂坂線などを予定。(6億3420万円余)

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