あすなろう鉄道が一時、全線で運転見合わせ、四日市の日永などで停電、道路では信号機に障害

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【列車の乗客を線路づたいに歩いて誘導する鉄道の職員】

 三重県四日市市の日永地区などで2月12日午前、1時間ほどの停電があり、この地区を走っている「あすなろう鉄道」が一時、全線で運転を見合わせたほか、踏切の遮断機の開閉や、道路の信号機にも影響が出て、国道1号を含む一帯では道路の渋滞も起きた。

 あすなろう鉄道の鉄道営業部によると、運転見合わせは午前10時20分を過ぎたころからで、午前11時40分ごろには15分ほどの遅れはあるものの運転を再開、午後1時ごろには平常通りに戻ったという。8本の列車が運休し、遅れは最大で1時間。約200人に影響が出たという。

 同営業部によると、日永駅~西日野駅の八王子線では、列車が区間の途中で停まったため、同鉄道の職員が線路づたいに乗客を誘導する場面もあったという。同鉄道の四日市駅では、正午前ごろ、遅れを気にしながら乗車券を購入する客や、窓口で遅延の証明を求める客らの姿も見られた。

 四日市南署によると、道路の信号機が消えた交差点などには、署員が出て交通整理をしたという。信号機の影響に加え、鉄道の踏切の開閉に影響が出たことで、渋滞が起きたともみられるという。

 配電業務をしている中部電力パワーグリッドによると、停電の発生は午前10時21分、復旧は同11時07分。赤堀、赤堀南町、日永、日永西、日永東の一部の地域で計1340戸に影響があったという。事業系の利用者方にある設備のトラブルの影響を受けて、停電が広がった模様だという。

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