テーマは「新(ネオ)」 四日市で20歳を祝う会 

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【記念撮影を楽しむ皆さん=四日市市安島】

 四日市市の「20歳を祝う会」が1月12日、市文化会館(安島)で開かれ、仲間との再会を喜ぶ様子やカップルで写真を撮って楽しんだり、将来に向けて決意を新たにする人で会場は熱気に包まれていた。

【カップルで記念撮影】

 今年のテーマは「新(ネオ)」。有志8人の企画委員会が、会の企画や司会進行を考え、「これまで家族や恩師、友達など多くに人に支えられ成長してきた。これからも新たな出会いや経験があり、巡り合った縁に感謝の気持ちも忘れず生きていく思いを持ちたい」と感じたそうだ。「新(ネオ)」には、新しい自分にアップデートしていく思いを込めたという。企画委員を代表し、常磐中学校出身の長野輝来(てら)さんが挨拶に立った。

 メイン企画では、企画委員が市内全中学の在学時の恩師を訪ね、メッセージをボードに書いてもらい、それを持った写真で動画を作成。コロナ禍では、全中学を網羅することができなかったが、今回は企画委員が4か月かけ全中学を訪れた。会場で動画が流され、恩師が登場するたびに、各中学の席から大きな歓声が沸き起こった。企画委員は「お世話になった先生にお会いし、当時の悩みを思い出し、成長と懐かしさを感じた。不安になった時は自分のルーツを辿ってほしい」と語った。

 動画放映の後は、同市のふるさと納税の返礼品の日本酒の利き酒セットや、水沢牛などが当たる抽選会があり、クイズも出題され盛り上がった。

【盛り上がった抽選会】

 参加した男性の中には、ダークスーツが多い中、羽織袴や、ドレッドヘア、マンバンヘアで個性を出す人もいた。振袖姿の女性も、レースの重ね襟や、ネイルチップで個性を出し、着丈を短く着付け、ブーツを合わせる人も多かった。スリランカにルーツがある人は、サリー風の民族衣装で参加、「他の人と被りたくなかった」と笑顔で話していた。

【個性豊かな衣装も】
【右端はスリランカの民族衣装で出席した人】

 山手中学校出身の石見茉央さんは放射線技師を目指している。「医師が正確な診断をできるよう、放射線技師として確かな技術を身につけ、医療の世界で貢献したい」と、決意を新たにしていた。

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