災害復興への思いも 四日市市の消防出初式 

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 四日市市消防出初式が1月12日、四日市ドームを会場に開かれた。消防署員や消防団員、特別参加の機関の関係者ら約1千人が参加、新春恒例行事で防火や防災の大切さを知る機会となった。

 消防車両などによる分列行進から始まった出初式。ドーム内での式典後、一日消防長によるトークショーや消防団によるはしご登り、ひかり幼稚園の園児の演目が披露されるアトラクションがあった。

 はしご登りでは、迫力ある太鼓演奏から始まった。乗り手が高さ6メートルのはしごに登り演技をすると、観客からは拍手が沸き起こった。最後には「がんばろう日本 祈災害復興」と書かれた垂幕が掲げられ、はしご登りの演技は終了した。 

 一日消防長には、四日市市出身でパリ五輪のレスリング女子53キロ級の金メダリスト、藤波朱理さん。藤波さんによるトークショーもあり、五輪で金メダルを獲得したときの話や、2026年に名古屋市で開催されるアジア競技大会への意気込みを話していた。また、一日消防団長は、吉本興業所属で四日市市出身の芸人、オレンジ田中さんが務めた。

一日消防長を務めた藤波朱理さん

 

一日消防団長のオレンジ田中さん

 会場では、消防車両の展示、はしご車の搭乗体験、消防団ミニはしご登りなどもあり、子連れを中心に、会場はにぎわっていた。

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