三重県の四日市メリノール学院ラグビー部からラグビーの国際大会「グローバル・ユース・セブンズ2024」に出場し、日本チームの優勝に貢献した河内陽愛さん(17)が1月8日、森智広市長を表敬訪問し、成績を報告した。河内さんは国際大会初出場での優勝。3日間で7試合をこなすハードな日程のなか、全試合に出場する貴重な体験だった。
大会は昨年12月13日から15日にかけてニュージーランドのオークランドであり、河内さんは、U18日本代表女子セブンズDS(デベロップメント・スコッド)の14人に選ばれた。最初の4試合は無失点で勝利し、準決勝でニュージーランド、決勝でオーストラリアを破った。日本チームは2022年優勝、2023年準優勝で、河内さんは2年ぶり2回目の日本の優勝に力を尽くした。
表敬訪問には学院のラグビー部で指導する黒須浩二監督も同行した。森市長が河内さんに「海外の選手は体格も違うがどうでしたか」と聞くと、河内さんは「体格もパワーも全然違った」と答えたが、黒須監督は「見た目はおとなしいが、プレーは激しいんです」。身長156㎝で日本でも大柄とはいえないが、「自分のところは抜かれたくない」という負けん気でぶつかったという。
小学生のころ、友達の兄のラグビーの試合を観戦したことと、父もラグビーの選手だったことがきっかけでラグビーが好きになったという河内さん。学院のラグビー部のほか、女子ラグビーのパールズでも活動している。学院のラグビー部は全国女子7人制大会で2023年3位、2024年5位だったそうで、次の目標は日本一。選抜されれば、国際大会でも連続優勝を狙いたいと話していた。