四日市市で活動する女性だけの消防団「サルビア分団」に所属する会社員・樋口真梨子さん(38)は、1月12日に四日市ドームで開催される四日市市消防出初式のはしご登りで、単独での演技に挑戦する。昨年は、3人での演技を経験し、今年も早々に乗り手に名乗りを上げ、6メートルのはしごの頂上で力強い動きを披露するため、練習を重ねてきた。
サルビア分団に入団して約1年半という樋口さん。はしご登りへの挑戦は、会議で乗り手をしたい人を聞かれたときに、自身の中で「やってみたい」という好奇心がきっかけだったという。
昨年は入団から5カ月という早さで、出初式に出演、はしご登りで演技を披露した。ヨガインストラクターをしていたこともあり、体を動かすことは得意なものの、「実は高いところが苦手」という樋口さん。それでも、初めて練習ではしごに登ったときから、堂々とした動きをみせたという。
今年は単独での演技で、より会場の注目を集めることになる。昨年、多くの観客の前で演技を披露したときのことを「楽しかったし、感動しました」と振り返る。
樋口さんは「四日市のはしご登りは、次の世代へ受け継がれていることを感じています。自分も挑戦する機会をいただき本当にうれしい。自分との戦いでもある、しっかりと演技を披露したい」と力強く話していた。