LINEで通報、四日市市が1月7日から道路損傷通報システム開始

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【通報システムの操作手順などを説明する担当者=四日市市役所】

 道路に穴がある、舗装がはがれているといった情報を市民からLINEで提供してもらう「道路損傷通報システム」が、2025年1月7日から四日市市で運用される。多くの人が使うLINEを使うことで、必要な補修を早く進めようとのねらい。

 市によると、過去3年、毎年2000件前後の道路補修をしているという。損傷の状態によってはタイヤや車体が損傷し、最悪の場合は事故にもなりかねないため、市は2022年3月から市職員を対象に試験運用を始めていたという。

 この試験運用では、2024年11月までに909件の通報があり、このうち891件はおおむね1週間程度で補修処理を終えることができたという。市道以外の国、県管理の道路の損傷は、それぞれ市から情報を提供したという。

 市民が通報する場合は、スマートフォンやタブレット端末で四日市市のLINE公式アカウント内のメニュー「道路損傷報告」を選択し、案内メッセージに沿って損傷カ所の写真や位置情報を送信する。通報は24時間可能だが、受信の確認は平日午前8時半から午後5時15分の間に行うという。

 当面は道路の損傷についての情報を受けるが、市は、システムの運用状況を見ながら、順調な場合、舗装の損傷に限らず、対象を側溝やガードレールなどの損傷にも広げて受け付けていきたいと考えている。

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