三重県の四日市市議会は、市の総合治水対策について、近年の気象状況などに合った見直しをし、そのために、専門家などの第三者機関を設置することなどを検討するよう申し入れをした。AIなどの新技術の活用や、他都市の先進的な取り組みも参考にするよう求めている。
申し入れ文書は石川善己議長から森智広市長あてで、12月25日付で提出された。見直しの経過については市議会の都市・環境常任委員会に報告するよう求めている。文書によると、市の総合治水対策が2007年の改訂以降、見直されていないため、近年の降雨災害に対応できるよう見直すことを求めている。
見直しに関しては、課題の洗い出しや改善策を協議する第三者機関の設置を検討し、学識経験者の参加を視野に、専門的な評価や指導が行える体制にするよう求め、AIなどの新技術の活用も挙げた。
市議会の都市・環境常任委員会は本年度、雨水排水対策の今後について所管事務調査を行い、委員会の総意として、市の総合治水対策の見直しについて、速やかに検討を進めるよう意見を取りまとめたという。