四日市北警察署は12月18日、10月29日の三重県警察嘱託警察犬審査会で合格し、嘱託警察犬となる共にシェパードのメスで、10才の「アルナ オブ キシュ― ハピネス号」 と5才の「X-チコ オブ エンドドンティック サージェリー号」へ嘱託書を交付した。
嘱託警察犬は、民間で飼育、訓練された犬が、警察の審査(足跡追及部門)に合格し、依頼があった場合に、事件の捜査や行方不明者の捜索などに協力する。2頭は四日市市在住の介護施設パート従業員、花尻好司さん(66)が所有。「アルナ オブ キシュ― ハピネス号」は「アルナ」、「X-チコ オブ オブエンドドンティック サージェリー号」は「チコ」の愛称で呼ばれている。
嘱託書交付式では、同署の林忠雄署長から嘱託書が花尻さんに手渡された。
花尻さんによると、2頭の普段の様子は「アルナは甘えんぼで、チコは人見知り」という。アルナは令和2年から嘱託警察犬をし、これまでに行方不明者の捜索や事件捜査で38回出動、チコは兵庫県の嘱託警察犬の経緯がある。嘱託期間は2025年1月1日から12月31日までの1年間。四日市北警察署の管内に限らず、三重県警から要請があった場合は近隣市町へも出動する。日頃から河川敷などで、訓練に励んでいて「できる限り協力していきたい」と花尻さんは話していた。