〈PR〉会員制倉庫店の商品や訪問介護を入口に 誰もが住みやすい街を作りたい ― 株式会社エマウ

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エマウマーケットの外観

今年の3月、コストコ再販店「エマウマーケット」がオープンした。松本街道沿い、一際目立つ鮮やかな緑の看板を覚えている人は多いだろう。運営会社は「株式会社エマウ」。平成30年に設立し、訪問介護事業から始まった。会社の成り立ち、今後の展望など、代表の秦由佳子さんに話を聞いてみた。

秦さん
株式会社エマウ 代表取締役 秦(はた)由佳子さん

 秦さんが高2のとき、何気なく見たTV番組で放映していた地元の特別養護老人ホームのドキュメンタリー。感動し、「ここで働きたい」と思い施設に直談判。事務局長に看護師を薦められ、看護の知識を介護に生かそうと考え、四日市医師会の看護学校へ進学。しばらく看護師として働いた。
 その後、複数の業種を経て訪問介護の施設に就職したが、施設が「訪問介護サービスから撤退する」と聞き、仲間からの助言もあり、独立を決意。利用者を引き継ぎ、「訪問介護事業所 ケア工房ゑまふ」をスタートした。
 「エマウ」の由来は、国語辞典の最後のページにあった「ゑまふ」という言葉から。意味は「笑う」「花が咲く」。万葉集などが書かれた時代の「大和言葉」で、秦さんは煎茶道が趣味。歴史好きということもありピッタリだと社名を決めた。

「BCP」への取り組みがコストコ再販店へ

 企業が、自然災害などの緊急事態に、中核となる事業を継続するため活動計画を取りまとめて置くことを「BCP(事業継続計画)」という。中小企業も策定しなければならず、介護業界もそれが急務だった。
 秦さんは、コストコの再販店なら、訪問介護の利用者にコストコ商品を届け、使ってもらうことができるし、災害発生時、店のトイレットペーパーやおむつ、簡易トイレなどを、自治体と連携し提供できる。これがBCPに結びつく、と考え、開店へ至った。

企業を巻き込んだ「福祉のまち」の夢

 秦さんの夢は、周辺の企業や人を巻き込んで四日市を「福祉のまち」にすること。石川県にある「社会福祉法人佛子園」の取り組みに感銘を受け、障がい者や利用者の雇用の確保。障がいの有無や、年齢にとらわれない、「誰もが住みやすい街」にしたい。そのために、一緒に手を取りながら地域を盛り上げたいという。
 「そのために、コストコ再販店や訪問介護を入り口に、地域の人たちと関わっていきたい。福祉をより身近に感じ、人のために何かをすれば、最後には自分に返ってくる」と持論を語る。「色々話したけど難しく考えず、うちで買い物することで地域貢献につながると思って、気軽に来て頂けたら」と明るく笑った。

エマウマーケット
四日市市西松本町4-22
tel:059-340-6150
営業時間:10:00~18:00
年末年始休み・他不定休
※エマウマーケット(株式会社エマウ)は独立した企業であり、コストコホールセールとは連携などの関係はありません。

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