四日市の小学生がパデルで初の海外大会へ、会場はバーレーン、「自分の存在をアピールしたい」

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【バーレーンでの試合に臨む鈴木大和さん(中央左)と指導者の奥永陽菜さん(同右)=四日市市役所】

 三重県四日市市立三重小学校6年の鈴木大和さん(12)が「FIPジュニア・アジア・パデル選手権 バーレーン大会」に出場を決め、12月11日、森智広市長を表敬訪問して決意などを語った。海外の大会は初めてで、「世界の選手と闘うのが楽しみで、自分の存在をアピールしたい」と話した。

 鈴木さんは、鈴鹿市のソラナパデルスクールなどを練習拠点にしている。テニスをしていたが、1年余り前からパデルに没頭するようになったという。全国パデルジュニア大会優勝などの戦績を持ち、今回のアジアでの戦いも優勝をめざしているという。パーレーンでの大会は12月16日からで、U-14の出場枠なので、年上の選手と対戦する可能性もあるという。

 表敬には、指導者でもある奥永陽菜さん(26)も同行。奥永さんはこの10月末に2回目の世界大会に出場したばかりだ。今大会の成績は11位と、目標の「ひとけた内に」は逃したが、前回より自分が成長したことを実感できたという。来年秋のアジア大会、2年後の世界大会をめざしているという。

 パデルは1970年代に誕生したとされるテニスとスカッシュの要素をもつスポーツ。ラケットはテニスよりも小さめで、ガットはなく、板状。ボールはテニスと似ているが、空気圧が低く、反発力が小さいという。