ひだまり内科クリニック院長です。今回は浮腫(ふしゅ)のお話です。浮腫は足に多くみられ、何らかの原因で皮膚の下に水分がたまった状態で、両方の足に同時に起きることが多いです。浮腫は英語でedemaといいますが、ギリシャ語の「腫れる」を意味する「oidein」が語源です。「oidein」はギリシャ神話に登場するオイディプス王(Oedipus足が腫れた者 )の語源でもあります。
浮腫は長時間の立位などでも生じますが、心疾患や腎疾患などの様々な疾患によっても起こります。浮腫は押すと皮膚がへこみますが、栄養失調や肝硬変などが原因の場合へこみは早く元に戻り、心不全や腎不全などの場合にはへこみが戻るのに時間がかかるのが特徴です。片方の足のみ腫れる場合などではリンパ浮腫など特殊な疾患が原因である場合があります。
足が腫れていて、オイディプス王の物語が頭をよぎったら、ひだまり内科クリニックに是非ご相談ください。
ひだまり内科クリニック
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