三重県の四日市市長選が11月17日に告示、24日に投開票される。次の4年間の市政のかじ取りを誰に託すか、8年ぶりの投票になると見込まれている。市民は候補者にどんな市の将来を望んでいるのか、「youよっかいち」の読者から寄せられた声から紹介する。
個別の案件で最も意見が多かったのが新図書館について。「新図書館の建設を早急に」(40代女性)、「途中、近鉄とのこと(計画が白紙になったこと)もありましたが、是非やり切ってほしい」(60代男性)、「図書館問題の決着」(50代女性)、「図書館問題を早期解決して魅力的な図書館の開設を期待している」(50代男性)など。「デジタル化が進む中で図書館である必要があるのか疑問。子どもや大人が交流でき、市民が集えて個々が活躍できる場を検討してほしい」といった内容に関する声もあった。
〇子育てや教育、福祉にも声
暮らしや子育てなどへの視点を重視する意見も多い。「市民の生活や健康を第一に考える政策を実行する人に市を託したい」(40代男性)、「保育園、幼稚園、子育て支援に優しいことに目を向けて」(40代女性)、「住みやすい街づくりを」(30代女性)、「子育て世代に優しい四日市を望みます」(50代女性)、「子どもが過ごしやすい街に」(30代男性)、「教育に真剣に取り組む人に託したい。未来を担う世代への投資を強く期待したい」(20代男性)、「福祉に力を入れてほしい。障がい者が住みやすく、働きやすい地域づくり」(20代女性)などだ。
「高齢者が多くなることもあり、交通網の改善についての考えを聞きたい」(50代女性)、「渋滞解消など道路事情の改善」(20代男性)など、交通については角度の違う視線からの意見も。「地域経済の活性化を」(20代女性)、「駅前商店街の活性化」(50代男性)、「駅前がきれいになってきてうれしい。緑あふれる街にしていただきたい」(30代男性)など、街の活力を重視する意見もあった。
〇防災、環境などにも関心
このほか、「小学校の体育館は避難所にもなっており、冷暖房機器を設置してほしい。真夏に避難することになったら、熱中症で最悪の場合、死者が出ることも心配」(50代男性)、「空き家対策に期待。治安の悪化や景観を損ねたりするので街の価値まで落ちてしまう」(40代女性)、「自然環境を整えて。海がきれいで空気もおいしいというイメージをもう少し上げてほしい」(30代女性)などの意見もあった。
市長選の候補者には、何をするのかを明確に伝えてほしいとの思いがある様子だ。「明確なマニュフェストなどを掲げてもらい、この人なら任せたいと思えるような政策を聞かせてほしい」(30代女性)、「何がしたいのか、小学生でもわかるように開示してほしい」(40代女性)などで、「図書館など身近なことで気になることもあり、投票には必ず行かなくてはと思いました」(40代女性)と思いを寄せた声もあった。