三重県は11月14日、四日市や菰野など四日市農林事務所管内の10市町に、基準値を超えたため、クマアラート(注意報)を発表した。発表によると、11月13日午前10時55分ころ、鈴鹿市の小岐須渓谷キャンプ場駐車場でクマの目撃情報があったという。四日市農林事務所管内にクマアラートは今回が初めて。
期間は2025年1月12日まで。クマアラートは、各事務所単位で過去5年間の出没件数の平均値の2倍を超えたとき、クマ出没による人身被害の発生が懸念されるときに、注意報が発表される。三重県内には、熊野農林事務所、尾鷲、津、伊勢の農林水産事務所管内の市町にも現在注意報を発表している。
県のホームページによると、10月から12月は、冬眠前でクマの食欲が増す時期で多くのエサを求めて活発に行動するそうで、冬眠を始める12月ごろまでは特に注意が必要だという。