「宮の雪 純米酒」が燗酒の部で名古屋国税局長賞、季節の「純米しぼりたて原酒」「純米にごり酒」も発売

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【赤い包装紙の「宮の雪 純米酒」の隣にはトロフィー。その右が「純米しぼりたて原酒」、左が「純米にごり酒」】

 三重県四日市市楠町の株式会社宮崎本店がつくる「宮の雪 純米酒」が、第73回名古屋国税局酒類鑑評会で名古屋国税局長賞を獲得した。2022年に続き2年ぶり2回目の栄誉という。同社は11月5日、受賞の報告とともに、この季節恒例になった「宮の雪 純米しぼりたて原酒」「宮の雪 純米にごり酒」の2種の発売も発表した。

 東海4県の日本酒の出来栄えを競う同鑑評会は10月31日に開かれた。212点の出品があり、最優秀となる名古屋国税局長賞には三重県から2点、静岡県から1点が選ばれたという。

 受賞した「宮の雪 純米酒」は、同社の定番商品ともいえ、たいていのお店で買える。「定番のお酒が賞をいただけたことが何よりありがたい」という。白桃や木の芽、つきたてのお餅のようなやわらかな印象を感じさせ、温度による香りの変化も楽しいという。300ml(税込み550円)、720ml(同1320円)、1800ml(同2750円)がある。鑑評会では「宮の雪 純米大吟醸 山田錦」も部門別で優等賞に選ばれたという。

 「宮の雪 純米しぼりたて原酒」「宮の雪 純米にごり酒」の2種は、この季節にできたばかりの新酒で、いずれも11月8日に発売される。異常な暑さが続く中で苦労しながらの酒づくりだったという。同じ米でつくるお酒だが、「純米しぼりたて原酒」はやや辛口で、「純米にごり酒」はやや甘口と、飲み方や料理との組み合わせを楽しめるという。いずれも300ml(同638円)と720ml(同1496円)がある。