「使う人、作る人とみんなで考える場を」 菰野町で「かもしかくるり市」 11月16、17日に開催

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【昨年の窯出市の様子】

 「いつもの価値観を『くるり』する」をテーマに、有限会社山口陶器(菰野町川北)は、11月16(土)、17日(日)午前10時から午後4時まで、同社の実店舗「かもしか道具店」(同町川北)と、同社が運営する「かもしかビレッジ」(川北)で、「かもしかくるり市」を開く。

 陶器は窯焼き時に出てしまう、わずかな傷や色合いの違いで、販売できないものができ、土に完全に還ることはない。環境に負荷がかかることを懸念した同社の山口典宏代表取締役が、窯出市を開催してそれらの商品を販売してきた。

 今年「くるり市」と名を変え、デットストック、B級品、新古品などを、全国のものづくりの産地の事業所32のブースで販売する。陶器に限らず出産しなくなった牝牛の肉を使用したソーセージや、端材を活用した木製品なども販売。廃棄処分から価値ある商品に変えることで、消費者と環境に優しい持続可能な生産と消費形態を提案するイベントだ。山口さんは「リメイクすることや、リユースすることで新たな価値を生み出したい。使う人、作る人とみんなで考える場を提供したい」と語った。くるり市は同社の公式サイト(https://www.kamoshika-douguten.jp/)で情報発信している。

 また11月30日までは「かもしか道具店オンラインくるり市(https://kamoshika002.stores.jp/)で、同社のわけあり品を、3割から5割引きで販売する。問い合わせはかもしか道具店TEL059・327・6555まで。