よんコス、ビブリオバトル、わんこひやむぎ、イベント盛りだくさんで商店街にぎわう

121

【コスプレイヤーのパフォーマンスを多くの観客が応援した=四日市市諏訪栄町】

 近鉄四日市駅前の商店街アーケードを中心に10月27日、「まちなか文化祭とかいろいろ」があり、マルシェやイベントなどでにぎわった。コスプレで街を元気にと参加を呼びかけてきた「よんコス」には100組を越す参加者が集まり、市の新図書館計画に思いを寄せつつ、あらためて読書の魅力を伝えようとする「ビブリオバトル」もあって、来場者はそれぞれの文化の秋を楽しんだ。

 アニメなどの登場人物の衣装をまとい、キャラクターになりきる「レイヤー」と呼ばれる参加者たちは、諏訪公園や商店街などで写真撮影をしながら街のあちこちを歩き、アーケード内はいつもより華やいだ景色。公園近くのステージでは、アニメの主題歌や挿入歌の「アニソン」を歌ったり、歌に合わせてダンスを踊ったりするパフォーマンスがあった。男装の女性、女装の男性も変身ぶりが凝っていて、観客も一緒にを歌うなどして出演者を応援した。

「文豪ストレイドッグス」の世界観をテーマに男装した女子3人でのダンスパフォーマンス

 好きな本をどれだけ聴衆や審査員に熱く語れるかを競う書評合戦「四日市ビブリオバトル2024」はライブラリーフレンズ四日市や四日市エリアプラットフォーム、商店街などの実行委員会が開催。出場者はステージ上で、自らの思い出も含めた作品への愛を語り、時には大きな身振り手振りも。聞いているうちに「帰りに本屋さんに寄りたい」と思った観客もいたはずだ。

お薦めの本を語る出場者の書評を聞く観客たち

 四日市自慢の大矢知のひやむぎを食べまくる「四日市わんこひやむぎ大会」では、子どもチームや企業チームが参加。3人1組で3分間、交替しながら、わんこそばのように何杯食べられるかを競う。一般社団法人グローカルユースの企画運営で、子どもも企業の大人も大奮闘。食べているというより、飲み込んでいる、といった様子で、観客の拍手を浴びていた。

子どもチームも次から次へと杯を重ねた

 アーケードではこのほか、eスポーツイベント、昭和のカラオケ大会、高校生による商店街活性化策の発表などもあり、諏訪新道では「YEGまちなかマルシェ」も開催された。