アパグループが近鉄四日市駅近くにホテル開発用地を取得、2027年11月開業を目指す

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【アパグループが用地を取得した近鉄四日市駅東の商業地域=四日市市諏訪栄町】

 全国最大規模の864ホテル12万5494室を展開(建築中、海外など含む)する総合都市開発のアパグループ(本社・東京、元谷一志CEO)が、三重県四日市市諏訪栄町の近鉄四日市駅近くにホテル開発用地を取得したと発表した。旧四日市シティホテルのある敷地だといい、同駅から徒歩約2分の便利な立地。四日市市では中心市街地の再開発が進んでおり、ビジネス客のほか、ナガシマスパーランドや鈴鹿サーキットなど周辺の観光での利用も見込めると判断したという。アパホテルとしては四日市では初の出店となる。

 同社の発表によると、計画では、ホテル名を「アパホテル<近鉄四日市駅前>」とし、計画客室数は373室を予定し、大浴場・露天風呂を備える。用地の公簿面積は約1443㎡。新築でのアパホテルの客室数としては中規模クラスになるという。

 同社によると、近鉄四日市駅周辺で以前からホテル用地を探していたといい、今回、縁あって出店条件に合う用地を取得することができたという。市場調査で周辺の施設や再開発の状況は把握しており、その結果から、ビジネス、観光面などの宿泊需要が見込めると判断したという。

 三重県では現在、「アパホテル<鈴鹿中央>」(鈴鹿市、106室、2017年4月開業)、「アパホテル<三重亀山>」(亀山市、100室、2019年3月開業)が営業中だ。

 アパグループは2022年4月から新たな5カ年計画「AIM5」を始動。アフターコロナのニーズの変化やDX化に対応し、国内で圧倒的なNo1ホテルチェーンとなるべく、2027年3月までにアパホテルネットワークとして15万室展開をめざすとしている。