横断歩道の歩行者を守る意識をドライバーに求める「アクション38」運動を広げようと、三重県警四日市北署が川越町をこの運動の推進事業所として指定した。今後、町は信号機のない横断歩道でもドライバーが自発的に停まって歩行者を優先するなど、事故のない地域づくりをめざす。
指定は9月26日で、林忠雄署長が町役場を訪ね、城田政幸町長に指定書を手渡した。さっそく、町の公用車に「アクション38」のステッカーを貼るなど、職員にも心構えをしてもらった。北署管内では7月に朝日町も推進事業所に指定されており、同署では管内の民間事業所などにも運動を説明し、協力してもらっているという。
「アクション38」運動は、横断歩道での歩行者の優先を定めた道路交通法38条にちなみ、ドライバー側から歩行者保護の意識を高めようと始めた。三重県は最近まで、横断歩道を人が渡ろうとしても車が停まらないドライバーのマナーの悪さを指摘されていて、取り締まりなどで改善しつつあるため、さらに気を付けてもらおうと考えられた。(記事中の写真は四日市北署提供)