四日市ジャズフェスの魅力を実行委員が伝授 企画バンドのお披露目も

1122

【プロジェクタ―を使って解説する実行委員=四日市市海山道町】

 街中にジャズをはじめ多様な音楽があふれる四日市の秋の風物詩「四日市JAZZ FESTIVAL」の魅力を開催前に知ってもらい、イベントを存分に楽しんでもらうための講座「はじめてのジャズフェス~四日市JAZZ FESTIVALの楽しみ方~」が9月23日、四日市市海山道町の三浜文化会館で開かれた。同フェス実行委員がイベントのこれまでの歩みや、見どころを解説し、80人以上の参加者が聞き入った。

 同フェスを実行委と共催する四日市市文化まちづくり財団による様々な文化芸術の入門・体験講座「はじめての〇〇〇」の一環で企画。開始時に集まったのは60人程度だったが、みるみるうちに80人以上に。清水浩之実行委員長と山本貴子広報部長の説明で、実際に刷り上がったばかりのパンフレットをめくりながら、初日10月19日(土)の10会場、2日目20日(日)の14会場についてや、「スタンプラリー」・「オープニングパレード」・フェス出演を目標に全4回のワークショップを経て結成する37人編成のビッグバンド「Yokkaichi Jazz Friends Orchestra」といった新企画の紹介に耳を傾けた。

 講座の最後には、この日が3回目のワークショップで、同会場内で練習中の同バンド中間発表として、実際に生演奏を聴ける場面も。同バンドは、第一線で活躍するプロ奏者、早川ふみさん(サックス)と、餌取雄一郎さん(トロンボーン)を中心とした講師陣のナビゲートで、本番で演奏する4曲の冒頭部分をそれぞれ披露した。

【Yokkaichi Jazz Friends Orchestraの演奏が響いた会場】

 友人に誘われて来場した市内在住の女性は、「こんなにじっくりパンフレットを見たのは初めて。開催当日が楽しみになった」と話していた。清水実行委員長は、「予想以上にたくさんの人に来ていただき関心の高さが伺えてうれしい。当日に向けて頑張りたい」と意気込みを見せている。

 また、9月28日(土)に、一足先にジャズフェスの雰囲気を味わえるプレイベント「街かどFree Concert」が開かれる。近鉄四日市駅前ふれあいモールで午後1時から。観覧無料。

 四日市JAZZ FESTIVAL2024の詳細は、公式サイト(http://yokkaichi-jazz.com/index.php)へ。