新図書館の調査費含む補正予算は可決、PFAS実態把握を求める請願は今回も採決期限を延期、四日市市議会

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【新図書館候補地の調査費などをめぐり採決があった四日市市議会】

 三重県の四日市市議会は9月24日の本会議で、市役所北のあらたな新図書館建設候補地について用地測量などをする調査費を含む一般会計補正予算案を原案通り可決した。調査費のみを削り落とす修正動議が出されたが、否決された。6月定例月議会で採決期限を延期されたPFAS汚染の実態把握を求める請願については、今本会議でも延期が決まった。

 修正動議は、近鉄四日市駅東での計画断念からたった1回の説明だけで今回の調査費の提案は早すぎ、いったん、じっくり考え、費用の負担の少ない、市民の納得する図書館の建て方を検討すべきとの内容。採決の結果、賛成14、反対19で修正動議は否決された。

 PFAS実態把握の請願は、「今すぐに賛成すべきもの」とする採決延期に反対する討論もあったが、賛成21、反対12で延期が決まった。次の12月定例月議会で審議されることになる。

 本会議では、2023年度決算案などを含む計25議案が可決となったほか、子どもの貧困対策の推進、教職員の欠員を速やかに解消する施策の実行、防災対策の充実、義務教育費国庫負担制度の拡充などに関する4件の意見書案も可決した。