米国・オクラホマシティで9月に開催される「第18回男子ソフトボールワールドカップグループステージ」に出場する三重ヴェルデウィン所属の櫻庭佑輔さん(27)が8月1日、四日市市の森智広市長を表敬訪問し、大会へ臨む気持ちなどを語った。
櫻庭さんは、公益財団法人四日市市スポーツ協会の勝田利雄事務局長と市役所を訪れた。対応には市議会の伊藤嗣也副議長らも同席した。
櫻庭さんは静岡県の出身。中学の時にソフトボールに惹かれ、野球とソフトの両方を続けていたが、高校からソフトに絞った。国体を機に三重に移り、国内や海外の試合も経験している。
三塁手で、右投げ左打ち。ソフトボール独特の緩急のある打球に反応できる守備が持ち味だ。日本ソフトボール協会のWEBページによると、2018年のアジア男子選手権大会(現アジアカップ)で優勝を経験、2021年のシーズンではベストナイン(三塁手)に輝いた。日本体育大学を出ており、インドネシアなど海外でスポーツ指導にあたった経験もあるという。
「ソフトは女子が注目されたが、男子も何とか金メダルを取れるようにがんばりたい。まずはグループステージを勝ち抜きたいと思います」と語った。グループステージは9月12日~24日の日程で、日本チームは米国、グアテマラなどが入っているグループCで戦う。
三重ヴェルデウィンは、旧三重県庁クラブで2022年に改称。今も県職員は多いが、県外を含め、様々な選手が所属するようになっているという。