三重県の近鉄百貨店四日市店で7月31日、「世界の昆虫展」が始まった。5階催会場では、生きている昆虫が展示され、まじかに観察できるほか、ヘラクレスオオカブトを目の前にして過ごせる「ふれあいコーナー」や、カブトムシを手にして遊べる特別室もあり、開店早々から多くの親子連れでにぎわった。8月19日まで。
東大阪市にあるカブトムシやクワガタムシなどの専門店「昆虫ショップCOLORS」が協力している。生きた昆虫の展示は24種類。ケースの中のギラファノコギリクワガタなどに思い切り顔を近づけて見ることができる。
8月11日までの展示前半には、約200匹のカブトムシを見たりさわったりできる「特設ドーム(特別室)」があり、慣れた子は角をつかんで遊んでいる。8月12日からの展示後半は約100匹のクワガタムシと入れ替わる。
ヘラクレスオオカブトのふれあいコーナーは3分100円の参加費が必要だが、木片などに乗ったところを目の前に持ち上げれば、迫力ある姿を楽しめる。このほか、世界で一番美しいともいわれる「モルフォ蝶」などの珍しい昆虫標本約150種類の展示や、初登場の「秋の鳴く虫コーナー」があり、こちらではカヤキリ、ヒメギスなどが展示されている。運が良ければ、きれいな鳴き声を聞くことができる。
会場では、釣り竿を使って袋に入った昆虫を釣りあげる「お楽しみ釣り大会」(参加費必要)もあり、8月15、16、19日には「昆虫標本づくり教室」が開催される。こちらは有料の予約制で、予約は8月14日までに電話080-2446-4775へ(午前9時~午後7時)。「世界の昆虫展」の入場料は大人(中学生以上)1000円、こども(3歳~小学6年)600円、3歳未満は無料。
昆虫展の期間中、会場前では「なつやすみ わくわくワークショップ」も開催され、アクセサリーやスノードームなどがつくれる30種以上のコーナーが開設されている(いずれも有料)。