経験生かし受験生の悩み相談も ミス慶應コンテストでファイナリストに 四日市出身の西村菫さん

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【「ミス慶應コンテスト2024」のファイナリスト、三重県四日市出身の西村さん=四日市市日永東】

 慶應義塾大学商学部2年生で三重県四日市市出身の西村菫さんは、浪人生活を経て同大学へ進学、「自分を変えるきっかけにしたい」と学内のコンテスト「ミス慶應コンテスト2024」へ挑戦、審査を通過し、6人が選ばれるファイナリストとなった。6月からウェブ投票が始まり、「エントリー2 西村菫」として投票を受け付け、11月25日にグランプリが決まるという長期戦に挑んでいる。 

 7月上旬、帰省の際にYOUよっかいちの取材に対応した西村さん。中学時代にはテニス部に所属し、試合にきたこともあったという四日市市中央緑地公園でインタビューに応えてくれた。

【中学時代はテニス部に所属】

 「もともと人前に出るタイプではないです」と自身のことを話しつつ、自分にとってプラスになり、自分を変える機会になるとコンテストへの挑戦は入学前から意識していた。ただ、同大学への進学は順調に決めたものではなく、苦悩の受験生活を経たものだ。

 四日市高校へ通い、進路は理系と決めていたが、大学入試には「失敗。それまでで一番泣きました」と振り返る。合格までのボーダーラインにも届かず、あきらめざるを得ない状況。力をつけてもう一度挑戦しようと浪人を決めた。

 「理系学部は難しい」と苦悩した末に選んだ文系への進路変更。「文転」したとはいえ、成績は現在通う慶応商学部の合格ラインには偏差値では10以上差があるという状況に「正直、お先真っ暗と感じました」。それでも入試方式によって受験科目が違うことなど、戦力を練ったり、予備校のテキストを活用することで、夏ごろから手応えを感じ始めた。

 経験を経て挑んだリベンジのとき。現在、通う慶應義塾大学の合格発表は国立大学の入試日の前日。あえて結果を見ずに国立大学の入試へ挑んだが「気になっていました」。試験終了後に見て知った「合格」、1年前には想像も出来なかった歓喜の瞬間を家族で喜んだ。入学後は学業はもちろんアルバイトにも一生懸命。現在はスーパーでレジ打ちや品出しのアルバイトをしているそうだ。

 「ミス慶應コンテスト」は「2年生になったら挑戦しよう」と決めていた。コンテストには、書類、面接による審査を経て、最終エントリーの6人に残った。「エントリー2 西村菫」の名前が専用サイトに掲載されると「これ、そうだよね、びっくり」という友人らの反応も。プロフィールも掲載され、その中で、「自分の浪人した経験や文転した経験を生かして受験生の力になりたいと思った」ということをコンテストに参加したきっかけの一つに挙げる。自身が受験生、浪人していたときに辛かったことや経験を生かし、「受験生の相談に乗ったり、話を聞くことで力になれれば」とSNSで質問を受け付けたりもしているそうだ。

【浪人や文転した経験を生かして受験生の相談への思いが強い】

 ウェブによる投票は6月11日正午から始まった。コンテスト本番は11月25日のTRUNK(HOTEL) CAT STREETで開かれる。本番の前日まではウェブ投票が1人1日につき1回できる仕組みで、コンテストの結果へつながる。ファイナリストはそれぞれがインスタグラムやX(エックス)で情報発信をしていく。

【四日市の電車から見える景色なども好き】

 西村さんも大好きなカフェ巡りや観光名所などを紹介している。「見た人が元気になれるような、疲れたときにちょっとでも元気になったり、くすっとなったり。幸せになるような投稿をしていきたいですね」と笑顔で話していた。

 西村さんのプロフィールはミス慶應2024 のサイト(https://miscolle.com/keio2024/profile/f2)へ。西村さんのX(エックス)は(https://x.com/misskeio_2024_2)へ。インスタグラム(https://www.instagram.com/misskeiocontest_02)へ。投票方法などもXやインスタグラムのリンクから知ることができる。

【四日市の自然豊かな光景が好きという西村さん】