三重県桑名市長島町のナガシマスパーランドで7月6日、ジャンボ海水プールの営業が始まった。ナガシマリゾート開業60周年を記念して建設された新しいウォータースライダー「メガアビス」も姿を見せ、さっそく、若者たちの歓声が聞こえていた。プールの営業は9月30日まで。
夏本番の暑い天気にも恵まれて、早朝から浮き輪などを手にした多くの家族連れらが訪れた。「メガアビス」は、巨大なラッパを宙に向けたようなユニークな形状で、赤、オレンジ、黄の派手な塗装もあって、どこからでも目を引く存在だ。最高部の高さ約30メートル、コース全長約140メートルの規模で、4~6人乗りのゴムボートに乗って最大傾斜48度のファンネル(漏斗)状の斜面を急降下するアトラクションだ。
「アビス」には「奈落の底」「深い淵」などの意味もあるという。カナダのホワイトウォーター社製で、総工費は約18億円。世界にあるファンネル型スライダーの中では最大の大きさだという。
ジャンボ海水プールには、このほか、「ブーメランツイスト」「トルネードスライダー」など多くのウォータースライダーや、大きなバケツから大量の水が落ちてくる「ジャパーン」、広さ約5000平方メートルの波の出る「サーフィンプール」、日焼けや天候を気にせず小さな子も水遊びが楽しめる「スパキッズ」など多彩なプールがそろっている。