ひとり親家庭への物資支援などに三重県北部の6社が協力、活動資金や1年間の食糧品など

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【丸谷建設の藤田弘信代表取締役から目録を受け取る、三重はぐくみサポートの堀素子理事長=四日市市下之宮町】

 子ども食堂の運営や、ひとり親家庭に食糧品などの物資を支援している特定非営利活動法人三重はぐくみサポートに7月3日、三重県北勢地域の建設会社など6社が協力し、活動資金や1年間の支援用物資を提供した。「はぐくみエイド」として隔月で物資を提供しており、各社は、活動のサポーターになり、物資の仕分けなどの作業も応援するという。

 6社は、株式会社旭興業(谷健太郎代表取締役、桑名市多度町)、東海ドリーム協同組合(堀博人代表、四日市市富田)、福道建設株式会社(清水百合子代表取締役、四日市市久保田2丁目)、松岡建設株式会社(松岡伸年代表取締役社長、川越町亀崎新田)、株式会社丸谷建設(藤田弘信代表取締役、四日市市大矢知町)、株式会社ヤマザキ(山崎福生代表取締役、四日市市日永東3丁目)=五十音順。四日市市内の同はぐくみサポートの事務所で贈呈式があり、6社を代表して、丸谷建設の藤田弘信さんが、同サポートの堀素子理事長に60万円の寄贈と、支援物資1年分(食料品や日用品など100万円相当)の目録を手渡した。

 9年目を迎えた「四日市子ども食堂55」の活動から発展したはぐくみサポートは、子ども食堂の運営のほか、2020年から「はぐくみエイド」として、ひとり親家庭の子どもや親を応援するために、無料で食料品、日用品、学用品、衣類などを提供する活動を立ち上げている。

 各社からの支援は2022年から始まっており、年々、仲間の会社も増えている。堀理事長は「本年度もありがとうございます。子どもたちひとりひとりに、お弁当などの物資が安定して届けることができ、笑顔が見られることが一番うれしく、これからも協力をお願いします」とお礼を述べた。

 藤田さんは「地域の子ども食堂が果たす重要な役割と、支援を待つ子どもたちの笑顔が本当に大切なことだと学ばせていただいています。今年は新たに賛同者に2社が加わり、6社が力強さと共感をもって支援活動に取り組み、地域の子どもたちの未来を輝かせる一助となることを心から願い、成果をあげられるよう努力したいと思っています。多くの賛同者が増え、支援を待つ子どもたちに届けられるよう願っています」と話した。

記念撮影をする支援企業6社と、三重はぐくみサポートの関係者のみなさん