四日市テニス協会が社会福祉に寄付、40年近く続くチャリティー大会から

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【矢田弘美常務理事に寄付を渡す石原譲司理事長(右)。左は笹岡秀太郎副会長=四日市市総合会館】

 三重県の四日市テニス協会(鳥越貞義会長)が6月28日、社会福祉に役立ててほしいと、四日市市社会福祉協議会にチャリティーテニス大会の参加者からの寄付金を贈った。40年近く続いている寄付だという。

 協会の笹岡秀太郎副会長と石原譲司理事長が協議会の事務局を訪れ、石原理事長が矢田弘美常務理事に手渡した。6月初めに開いた第37回四日市チャリティーテニス大会に参加した168人からのお金で、大会運営の費用などを差し引いて残った2万4670円という。

 第1回大会の時に、「健康でテニスを続けられることに感謝し、社会福祉に役立ててもらおう」と始めた寄付だという。最初のうちは、協会の役員が少し多めにお金を出して、まとまった金額にして寄付していたが、「少額でもこつこつと長く続く寄付の方がありがたい」との声もあり、今は純粋な参加者の寄付金額にしているという。

 協議会によると、チャリティーテニスによる協会からの寄付の総額はすでに100万円を超えている。石原理事長は「次は200万円をめざそうと、寄付のモチベーションになっています」と話している。

 矢田常務理事は「社会福祉への思いを長く持ち続けてくださることがうれしく、次の世代にも引き継いでいただけますよう」などとお礼を述べた。