「緑あふれる街づくりを」 市の緑化基金へ100万円寄付 四日市の九鬼肥料工業 

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【感謝状を手にする九鬼社長(右)=四日市市諏訪町】

 四日市市は6月25日、同市の緑化基金へ九鬼肥料工業(九鬼十三男社長、四日市市諏訪栄町)が100万円を寄付したとして、感謝状を贈呈した。

 同社は三重県四日市に本社、工場があり、北海道に札幌支店、釧路工場がある。中央通りの再開発などで緑化事業は重要な課題であり、「緑あふれる四日市」のために活用してほしいと寄付を決めたそうだ。

 市では、寄付を受け同社へ感謝状を贈呈。贈呈式が市役所であり、森市長が九鬼社長へ感謝状を手渡した。九鬼社長は「緑がないと街は潤わない。緑化事業は大事なこと」と話し、自身が四日市で生まれ育ったことに触れながら、同社が江戸時代に創業し、今に至ることから「寄付をすることで四日市へのお礼にもなれば」と思いを話していた。

 森市長は「この度は市の緑化基金への多額の寄付をいただきありがとうございます。緑化活動に生かします」などと感謝の気持ちを述べていた。

 「四日市市緑化基金」は、同市が市民、団体、企業と協働して総合的な緑化を図るため、1991年に設置。これまでに「花と緑いっぱい事業」や「生垣設置助成制度」のほか、公園愛護会の活動などに活用してきたという。