寄せ書きの応援旗「声援が武器になる」 四日市出身 パリ五輪競泳男子日本代表の谷口選手

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【応援旗を手に「フランスにも持っていきます」と谷口選手(左から2番目)=四日市市日永】

 パリ五輪競泳男子日本代表に内定した四日市市立川島小学校、三滝中学校出身の谷口卓選手(22)に6月22日、四日市水泳協会の加藤義弘会長ら関係者から、応援メッセージの寄せ書きがされた応援旗が手渡された。

 3月の代表選考会で100メートル平泳ぎを59秒43で優勝、4×100メートルメドレーリレーの選手としてパリ五輪への切符を手にした谷口選手。オーストラリア、フランスなどでの合宿を経て、22日実家のある四日市市に帰省。同市日永の四日市水泳協会事務局で贈呈式が行われた。

 寄せ書きをしたのは、谷口選手に憧れる小学生や学生スイマー、コーチなど同協会の関係者。谷口選手は「数人だと思っていたが、こんなに大勢の人が応援してくれて嬉しい」と驚いた様子で話した。大学時代はコロナ禍で、大きな大会に出ても会場は無観客だった。声援が武器になるタイプで、「応援旗をフランスに持っていきます」と話した。

【寄せ書きがされた応援旗を受け取る谷口選手(左)】

 来週神奈川県で国内最後の合宿をした後、7月11日に出国し現地に向かう。「最低でも準決勝までの2回は泳ぎ、決勝進出を目指す」と語った。

 競泳男子 (4×100mメドレーリレー)予選は、8月3日午後6時から(現地時間午前11時)。市では四日市市総合会館(四日市市諏訪町)8階視聴覚室で、パブリックビューイングを予定している。詳細は後日、市ホームページ等で発表する。決勝(5日午前2時12分・現地時間午後7時12分)進出の場合も、パブリックビューイングを実施する。問い合わせは同市スポーツ課TEL059・354・8429へ。