暑さしのぎ熱中症防止に イオンモール四日市北とイオン四日市尾平 四日市市とクーリングシェルターで協定締結

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【協定書を手にする横山店長、森市長、穂苅店長(左から)=四日市市諏訪町】

 四日市市は、極端な高温の発生時に暑さを一時的にしのぐ場所として、四日市市富州原町の「イオンモール四日市北」と同市尾平町の「イオン四日市尾平店」を指定暑熱避難施設「クーリングシェルター」として指定し、協定を締結した。協定締結式が6月18日、四日市市役所で開かれた。

 式には、イオンモール四日市北店の横山克則店長、イオン四日市尾平店の穂苅秀彦店長が出席。横山店長、穂苅店長、四日市市の森智広市長がそれぞれの協定書に署名をした。指定を受けた施設は、三重県内に熱中症特別警戒情報が発表された場合、市民へ施設を開放。市内では、59の公共施設が指定されているが、民間ではイオンモール四日市北店とイオン四日市尾平店が初の指定となる。

【協定書への署名の様子】

 協定を締結し、「今年も猛暑が続くといわれています。当店のイベントや催しものに参加し涼んでいただき、少しでも地元の助けになれば」と横山店長。穂苅店長も「皆様が涼みに、気軽に来ていただける環境づくりに取り組んでいきます」と話していた。

 クーリングシェルターは「適当な冷房設備を有すること」「椅子などの適切な休息が取れる空間が確保できること」などが指定基準となっている。森市長は国の法改正によりクーリングシェルターが指定できるようになったことに触れながら「民間施設にも広くお声がけをさせていただいた。協力の輪が広がり、一人でも多くの市民が熱中症から救われる空間になれば」と期待を込めていた。