桑名はらだ歯科クリニック(三重県桑名市)では今年3月、百五銀行(津市)が脱炭素経営の実現へ向けた企業などをサポートする「百五脱炭素支援サービス」に申し込んだ。2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出実質ゼロ)達成に向けた「脱炭素経営」の取り組みを支援することをも目的にしたサービスで、同クリニックの原田聡院長は「院内照明にLED使用する等、地球温暖化の抑制に貢献していきたい」と意気込む。
原田院長は「歌う歯医者」として話題となり、歯科医として、ときにはミュージシャンとしてライブなどに出演。テレビ番組のMCを務めたり、動画配信サイト「ユーチューブ」でオリジナル曲を次々に発表するなど、多方面で活躍している。
歯科医院の経営者でもある観点から、より環境へ配慮した経営へ取り組むことを今年3月に決定。歯科医を経営する「医療法人サトシランド」として、サービスを申し込んだ企業に贈られる「脱炭素経営」と「脱炭素宣言」の木製の宣言書が百五銀行から贈られた。
脱炭素への取り組みを進めるだけでなく、「出来る限り広めていくにはやっぱりこれだ」と「歌う歯医者」としての心が奮い立った。脱炭素への取り組みを訴える2曲を作詞作曲、早速「ユーチューブ」で配信を始めた。
歌詞は「脱炭素経営必ず出来る」という原田院長というメッセージに、「地球を守る 豊かな未来」など2050年へ向けた思いが込められている。また、「減らせるよCO2」と語りかけるようなものから、「実現できなきゃ地球は灼熱地獄」など強めのキーワードもあり、これまで歯に関する曲の中で「いかに分かりやすく伝えるか」に重点を置いてきたいつものスタンスを生かしながら、カーボンニュートラルへの思いを伝える。
原田院長は「この歌を通じて「より多くの企業が脱炭素経営に関心をもってもらい、地球の環境がより良くなったら嬉しいです」と話していた。 曲はユーチューブ「歌う歯医者の原田聡」で検索。