お中元など「夏の贈りもの」を特集した会場が5月30日、三重県の近鉄百貨店四日市店6階の総合サービスサロンに開いた。お中元やお歳暮といった季節の贈答が簡素化する一方で、親しい人や大切な人には、ぴったり合うものを贈りたいという人が増え、贈りものは多様化しているという。オープン初日、「youよっかいち」で職場体験中の中学生2人と一緒に会場を訪れた。特集会場の開設は8月2日まで。
約1500点から選べる会場では、ギフトの箱の中身がそのまま分かる展示や、写真で見るカタログポスターなどがあり、どれを選ぶか迷うほど。サービスサロンでは6月11日まで「早期ご優待」として、対象の860品について10%から15%の割引が利用できるサービスもある。また、KIPSのクレジットカードを持っている人なら、8月の期間いっぱいまで、同じ対象の品が10%~20%引きになるという。配送などが混んでくるため、注文は6月中に終えておくのがおすすめという。
今年は、近鉄限定のバイヤー厳選「美味彩々」として、紅茶ギフト、フルーツアイスバーのセット、佃煮ギフトなど計24点の限定ギフトを用意。地元の三重のグルメ約130点では、モクモクのバラエティギフト、金魚印手延ひやむぎなどを集めた。全国一律550円の送料サービス商品を約750点、三重県も対象になる「近畿2府5県送料無料」の商品を30点そろえた。
会場を取材した市立港中学校2年の長彦沙奈さん(13)と中村結さん(13)。隅から隅まで歩いて、ギフト商品を見比べた。そのうえで、個人的な好みも加えて、「私だったら、これをもらったらうれしい」「これを贈ったら喜んでもらえるかな」と思った品を選んでもらった。
長彦さんは「潮倉 焼魚詰合わせ(電子レンジ対応袋入り)」を選んだ。袋に密閉されて保存もできそうで、袋ごとレンジで温められるので手軽。種類の違う魚の食べ比べも楽しそう、などの理由という。
中村さんは「北海道150年ファーム北海道フルーツアイスバラエティ(8個入り)」。冷たくて夏にぴったり、夕張メロンのオレンジ色がおいしそうで、いろんな味を家族でシェアでき、カップなので食べやすい、などの理由で選んだ。