桜あおい幼稚園(四日市市智積町)は5月21日、同園の年長クラスの園児を対象に、近隣の農家の協力で田んぼでの泥んこ遊びをした。初の試みで、園児らは泥だらけになりながらも、歓声をあげながら楽しんでいた。
幼児期に大切な「五感で感じること」や、「なかなかできない田んぼでドロドロになる体験」などをしてもらおうと企画された。同園では初の試み。園近くの田んぼを所有する人から「今年は自分では田植えをしないので使っていただければ」と話があり、泥んこ遊びをすることになったそうだ。
園から田んぼへ移動する前に「遊ぶときのお約束」を聞いた園児ら。田んぼが見えてくると、「この中に入るの」「冷たくないかな」などと楽しみにしながら、少し心配した様子も。同園の松永高弘園長が「みんな、いくよ」と田んぼへ入ると、園児たちも続いた。
はじめは不安そうだったが、泥をすくったり、田んぼの中に座って「冷たいなあ」などと楽しみだした。水面にはアメンボがいて、「捕まえよう」と泥に足をとられながらも笑顔で追いかけていた。
松永園長が「みんなでよーいどんしよう」と声を掛けると横一列に並んでから走り出す園児。途中でころんでも「思ったより深いけど面白い」「いつものかけっこみたいに走れない」などと笑顔で話していた。
泥んこ遊びを楽しんだ田んぼでは、園児らが参加した田植え体験も予定されているという。