年に一度の萬古焼の祭典「四日市ばんこ焼陶器まつりin四日市ドーム」が、5月18(土)、19日(日)が四日市ドーム(四日市市羽津甲)で開かれている。
ばんこまつりは1963年から萬古焼の普及と宣伝のために開かれたまつりで、一昨年から会場を四日市ドームで「四日市ばんこ焼陶器まつり」として開催。市価の3~5割り引き程度の値段で萬古焼が買え、市内外から大勢の人が訪れる。
19日は朝から100人ほどの人が並び、駐車場が大混雑。萬古陶器卸売商業組合の石﨑和豊事務局長によると、2日間で昨年より4千人多い、2万人の来場が見込まれるそうだ。
ばんこ焼組合員ブースの他、手作りブースもあり、こだわりの商品が並ぶ。100円の商品や、まとめ売りの商品の他、2人用土鍋が2千円など破格で販売されている。
今年初の企画で、メーカー4社が土鍋で米を炊き、来場者がステージでおにぎりを作った。参加した人は「尾鷲のしお学舎の塩が、土鍋ご飯の味を引き立て、思った以上に美味しい」と話した。
飲食ブースでは、「きみちゃんラーメン」や、「おに家」のカレー、「西浦亭」の牛煮込み丼、「ネクストジェネレーション」のチュロスなど地元の美味しいものが食べられる。
四日市メリノール学院高校の茶道部による呈茶コーナーでは、表千家の師範のサポートを受けながら部員が茶を点てる。生徒は「普段は学内の人にしか接しないので、お客さんと茶道や学校の話ができ楽しい」と話した。
南エントランスでは、四日市スケートボード協会による、スケートボードの無料体験会があり、大勢の親子連れでにぎわった。
四日市市出身のミュージシャンいちのせここのライブや、スタジオFIXによるヒップホップダンスの披露もあった。19日にも午前11時10分からご飯鍋炊き方イベントがあり、四日市市のご当地アイドル「4-sails」や、同市出身の兄妹音楽ユニット「ふまここ.」のステージもある。「全日本高等学校チームダンス選手権大会」で全国優勝した三重高校ダンス部もパフォーマンスを披露する。
近鉄四日市駅東バス乗り場から無料シャトルバスが運行されている。22日は午前9時開場、午後5時まで。シャトルバスの時刻表などイベントの詳細は「ばんこの里会館」の公式ホームページ(http://bankonosato.jp/wp/matsuri-2/)で公開している。