三重県の四日市市議会は5月17日、正副議長選挙を行い、議長に石川善己さん(60)、副議長に伊藤嗣也さん(62)を選出した。石川さんは「議会を個々の議員の能力を十二分に発揮できる場にし、議会改革を進め、市民、行政とともによりよい四日市をつくる」などの決意を語り、伊藤さんは「市民の声ひとつひとつを大切にできる方法を共に考え、議長と協力しながら議会運営に努めたい」などと抱負を述べた。
石川さんは自民党に所属し、会派は「新風創志会」に所属している。連続4回当選で、これまでに朝明広域衛生組合議会議長、市議会副議長、広報広聴委員会副委員長、産業生活常任委員会委員長などを歴任している。
伊藤さんは無所属で、会派は「政友クラブ」に所属している。連続4回当選で、これまでに監査委員、四日市港管理組合議会副議長、総務常任委員会委員長、都市・環境常任委員会委員長などを歴任している。
改選にあたっての意見表明では、石川さんは身近な議会を実現させるため、中学生の議会見学や傍聴を進め、夏休みの自由研究に議会を取り上げてもらえるような仕組みをつくりたいとした。また、議会の四つの常任委員会の活性化を進め、議論を活発にしていきたいとした。
伊藤さんは、市民の命と健康があってこその四日市との考えをこれからも掲げるつもりで、市民に元気になってもらうために、議員が市民の意見の代弁者として、市民の声をすくうことが大切という意識で臨みたいことなども述べた。