菰野町田光の「百花蜜」を紹介、御在所ロープウエイ駅前でイベント

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【ミツバチの巣箱などを見る子どもたち=三重県菰野町の御在所ロープウエイ】

 三重県菰野町の御在所ロープウエイ湯の山温泉駅前で5月3日、「KOMONO田光はちみつ養蜂展」があり、ミツバチが集まっている巣箱や、遠心分離機や燻煙器など蜂蜜採集に必要な道具を展示し、4月下旬に採密した今年度初しぼりの蜂蜜の試食販売などもした。

 菰野町田光地区の有志が集う「菰野町みつばちプロジェクト」(諸岡忠之代表)がつくっている「百花密」で、この日が今年度の初販売日という。プロジェクトは、ミツバチの飼育を通して周囲の環境を見つめ直し、花が咲き誇る豊かな自然を後世に引き継ぐことをめざしている。

 商品は150グラム入り瓶が120個、1個1000円で販売された。百花密は複数の花から採られた蜂蜜で、その地域独特の香りや味を楽しむことができるとされる。糖度を高めるための加熱などをしない製法でつくっているという。

 プロジェクトの担当者は「今年は4月の花の開花が遅く、昨年より少ない量の初しぼりになりましたが、この時期、色は淡いが糖度が高く、花の香りがしっかりします。健康にもよく、ぜひ味わってください」と話している。

 商品は、地域の特徴を生かした商品を地域の活性化につなげる趣旨で立ち上げた御在所ロープウエイブランドで販売している。採密は7月ごろまで行われ、随時入荷され、御在所ロープウエイおみやげショップ「ベルフォレ」やオンラインショップ「カモシカ商店」で購入できるという。(写真は御在所ロープウエイ提供)