三重県北部の新名神高速道路の菰野インターチェンジ(IC)と東海環状自動車道の東員IC、大安ICが、4月10日午前6時からETC専用料金所に変わる。NEXCO中日本はホームページや関係地域でチラシを配布するなど事前告知をしており、ETCが使えない車は注意が必要だ。
NEXCO中日本のホームページでは、ETC専用料金所の導入拡大のため、2024年春に23料金所のETC専用への移行を実施すると告知している。3月には中央自動車道の山梨県内2カ所など計5カ所、4月も愛知県の名古屋第二環状自動車道の11料金所が専用化された。4月10日は三重県北部の菰野、東員、大安のほか、岐阜県内の東海環状自動車道の養老IC、大垣西ICも午前6時からETC専用料金所に変わる。同11日には同自動車道の可児御嵩IC(岐阜県)と、せと品野IC(愛知県)が専用料金所に変わるという。
専用料金所の運用開始に合わせ、高速道路本線や一般道の案内標識には「ETC専用ONLY」の掲示板が設置される。ETC車載器を搭載していない車は料金所を利用できないが、万が一、誤って入った場合は、後退せず、「ETCサポート」または「サポート」と表示されたレーンを通行し、いったん停止して係員などの指示に従ってほしいという。NEXCO中日本によると、ETC利用率は2024年1月時点で約96%(95.7%)までになっている。