東日本大震災から13年 四日市でも黙とう捧げる

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【発生時刻の午後2時46分、中消防署の前で黙とうを捧げる署員ら=四日市市西新地】

 東日本大震災の発生から13年となる3月11日、発生時刻の午後2時46分に合わせ、三重県四日市市内でも、犠牲者をしのんで黙とうが捧げられた。

 同市西新地の四日市市消防本部中消防署では、署内の放送で黙とうの呼びかけともに、人見実男消防長らが発生時刻の午後2時46分から1分間、黙とうを捧げた。「節目となるときを大事にし、東日本大震災の記憶を風化させないよう、署内でも取り組んでいきたい」と人見消防長は話していた。

 中消防署に勤務する四日市出身の寺本勇輝さん(28)は、東日本大震災発生当時は中学3年生。報道で被災地で、日夜活動する消防士の姿を見て、消防士を目指すことにしたという。「災害が起こったとき被害にあった人は本当に辛い。絶対、助けるという強い気持ちを持っています」と力強く話していた。