オープンスペースの歩道や広場などで運動に親しむスポーツ庁と四日市市の実証事業は2月24日、二日目にして朝からまずまずの天気に恵まれ、会場のイベントを楽しむ家族らの姿が見られた。昼頃には森智広市長も会場を訪れ、「ぜひ、多くの人に体験してほしい」と呼びかけた。
市役所玄関前などの歩道では、ピンクでラインを描いた「いつもの道でけんけんぱ」やレーザー光を使った測定装置で走る速さが分かる「スラローム走」などがあり、散歩に来た家族が子どもたちと一緒に挑戦していた。ボール投げ、平均台のような通り道、垂直跳びの高さが測れるボードもある。
中央通りのクスノキの緑地帯では、仮設スケートボードパークで練習する人の隣で「ボッチャの体験会」が開かれていた。家族が二組に分かれて対戦したが、目標の白いボール近くに投げようと、大人も真剣な表情になっていた。
森市長はバスケットボールのシュートで投げる動作をタブレット端末で確認できる「未来型トレーニング」やスラローム走、垂直飛び、ボッチャ、高さのない綱渡りともいえる「スラックライン」などに次々と挑戦した。「いろんなスポーツや運動が楽しめて、気分も爽快。これからのまちづくりでも参考にしたいと思いました。ぜひ、期間中に多くの人に体験してほしいです」などと話していた。
イベントは3月3日まで。ボッチャ体験会は2月25までだが小雨でも中止になる。「未来型トレーニング」は2月25日までと同28日、3月2、3日に開催予定だが、こちらも機器の関係で小雨でも中止になる。3月2日と3日はツリークライミング体験会、同3日にはベンチプレス大会も計画されている。