三重県四日市市の河原田地区で2月15日、三重県「さくらプロジェクト」の苗木の植樹があった。河原田町の白山公園で植樹祭をし、公園内や近くの神社、北隣の川尻地区の公園などに計約40本を植えた。地域の小学生や高校生も参加し、立派に育てと、みんなで土をかけ、水やりをした。
白山公園には河原田小学校の3年生児童57人、県立四日市農芸高校環境造園科の生徒7人を含む約100人が集まった。「さくらプロジェクト」を運営する公益財団法人岡田文化財団事務局長の望月俊二さんが、河原田地区まちづくり推進協議会の吉田隆一会長に苗の贈呈証を渡し、吉田会長が「美しい自然を未来の世代に渡すことができます。咲き誇る日を楽しみにしています」などとあいさつした。
式のあと、公園内の7カ所に約160センチのソメイヨシノの苗木7本を植えた。植樹を指導した三重造園の人は「桜と一緒に、みなさんの身長も伸びますね。毎年、成長を比べながら見守ってね」などと小学生に話しかけた。桜はソメイヨシノのほか枝垂れ桜や河津桜が1本ずつ。地区全体では河原田に26本、川尻に15本植えたという。
三重県「さくらプロジェクト」は、県内に新しい桜の名所をつくろうと岡田文化財団が2023年に発表。2025年までの3年間で5000本を目安に応募地域に苗木を贈呈し、地域で育ててもらう。すでに県内45の贈呈先も決まっている。