夢に向かって踏み出す女性を応援する「ウーマン起業塾よっかいち2023」の発表会ともいえる「公開ビジネスプレゼンテーション&交流会」が2月10日、三重県四日市市の市民交流会館「本町プラザ」で開かれた。今季の受講生約20人のうち希望者の7人が自らのビジネス計画を発表、銀行や会社の「サポーター企業」から助言をもらった。
四日市市が主催し、WEBマーケティングやITサポートなどを行う株式会社Eプレゼンス(代表取締役・川北睦子さん)が受託して運営している。今回で8年目になる企画で、これまでに170人を超す女性が学んでいる。
川北さんによると、今季の五つの試みは①ニーズ調査・収益計算②創業計画書作成③キャリアシート作成④プレゼン資料作成⑤オンラインツール活用。7人の発表のほか、受講の体験発表を5人が行う2部構成にしたという。
7人の発表者とテーマは谷尾易子さん「人間関係の悩み専門心理カウンセリングルーム開業」▽河原恵子さん「10歳若返るウォーキング術で女性を元気に!」▽山中恵理子さん「唯一無二の癒しを届ける!ドライヘッドマッサージ」▽大石聖子さん「人材採用を成功に導くトータル文章&編集サポート」▽渡邊祥代さん「女性活躍推進社会に必須の産前産後身体ケア教室事業」▽東山麻恵さん「高齢者の機能低下を優しくサポートするカバンブランド」▽伊藤絹子さん「老老介護から勞勞介護へ!介護ケアラーサポート事業」。
このうち、河原恵子さんは171センチの高身長がコンプレックスで、背中を丸めて小さくなっていたため腰痛などに悩んだが、ウォーキングに出会って体調が改善、ウォーキングインストラクター資格を取った。「人生を楽しむ人を増やしたい」とアピールした。
渡邊祥代さんは、1人目の出産後、1カ月寝たきりを体験。柔道整復師の資格を活かし、産前産後に特化して元気なママを増やすことをビジネスにしようと考えたという。