三重県四日市市を拠点にする女子ラグビー「PEARLS(パールズ)」の選手、齊藤聖奈さん(31)が、強豪国ニュージーランドのトップリーグ「スーパーラグビーアウピキ2024」に参戦することが決まり、1月11日、森智広市長を表敬訪問して報告した。同リーグのチーム「チーフスマナワ」に所属するが、外国人枠は1チーム2人と狭き門で、ここに日本人が入るのはもちろん、アジアからも初めてのことになるという。
表敬訪問には、齊藤さんのほか、パールズ代表理事の中岡昭彦さん、ゼネラルマネジャーの齋藤久さんが同行した。世界最高峰ともいえるリーグで戦うことになった齊藤さんは、「ニュージーランド代表も多く所属するリーグなので、日本人としての誇りをもって、トップレベルのラグビーを学んで帰ってきたい」と抱負を述べた。
挑戦するリーグ名にある「アウピキ(AUPIKI)」は、最高峰といった意味だといい、このリーグで戦うニュージーランド人選手は国の代表枠を争うような好選手ぞろいだ。齊藤さんにはポジション争いなども待っているが、ヘッドコーチのクリスタル・カウアさん、選手のジョージア・トンプソンさんはパールズに所属していたこともあり、心強いチーム環境でもあるようだ。
齊藤さんは2月初旬から4月中旬までのリーグで戦い、その後、パールズに戻ってくる予定という。齊藤さんは大阪府富田林市出身。2017年の女子ラグビーワールドカップや2022年のラグビーワールドカップ2021の女子日本代表にも選ばれている。