地域でチャリティーイベントなどの活動を続けている「富洲原エキサイティングCLUB」が1月10日、四日市市に収益金を寄贈した。社会福祉事業振興基金とウクライナ人道危機救援金への計20万円余。今年も9月に12回目のイベントを開こうと計画しているという。
同CLUBの野呂忠生会長(野呂水産運輸代表取締役)が市役所を訪れ、健康福祉部の太田義幸部長に託した。社会福祉事業振興基金へ10万円、ウクライナ人道危機救援金へ10万171円。ウクライナへの寄付は日本赤十字を通して送られる。野呂会長には太田部長から感謝状が贈られた。
太田部長は「毎年、こうして続けていただけることが本当にありがたい」と謝意を述べた。野呂会長は、「メンバーの年齢も高くなり、すべて自分たちで運営するのも大変になってきましたが、若い世代を巻き込むなど、新しい活動も模索しながら頑張ろうと思います」などと話した。
富洲原エキサイティングCLUBは、市立富洲原中学の卒業生有志が集まって1983年に結成。地域のスポーツ行事や祭り、イベントなどに参加するほか、四日市花火大会に合わせてチャリティーイベントを開いてきた。花火大会は休止になったものの、チャリティーイベントは毎年続け、昨年で11回を数えるまでに。その収益金を、これまで東日本大震災や熊本地震の被災地への寄付、社会福祉事業への寄付、ヘルプマークの寄贈などにあててきたという。