四日市商工会議所の新春賀詞交歓会が1月5日、三重県四日市市であり、会員企業の代表者、国会議員、県議、市議、国県市の行政機関関係者、各経済団体関係者ら約310人が出席した。新型コロナへの対応が昨年からあらたな段階に入って経済活動も活発になったとして、この1年の着実な前進を願うあいさつが多く聞かれた。
会場になった都ホテル四日市の「伊勢の間」では、衆参国会議員を含む来賓らが紹介され、コロナ禍前と比べるとまだ半分ほどだが、昨年からは倍の人数になった出席者が、にぎやかにあいさつを交わした。
小川謙会頭は年頭あいさつで、能登半島地震の犠牲者や被災者にお悔やみ、お見舞いを述べたあと、「昨年は創立130周年、新型コロナの5類への移行などあり、地域活性化の機運が高まってきた。一方で、事業者にとっては深刻さを増す人手不足、原材料・エネルギー価格の高騰などの厳しい状況もある。このような中で、四日市商工会議所は、経済界を取り巻く環境の変化に対応し、会員企業や地域のみなさまに信頼される活動をしてまいる所存」などと話した。
森智広市長は市街地再編が進む中で民間投資も進んでいるとし、「ものづくりを支える人材育成のための大学構想を近々にとりまとめ、来年度からは本格的に取り組む。カーボンニュートラルへの取り組みにも、引き続き、協力をお願いする」などとあいさつした。
このあと、小川会頭、森市長、廣田三重県副知事、樋口市議会議長、水谷議員懇談会幹事長、宮崎副会頭、秦副会頭、渡辺副会頭、下田副会頭、谷口市議会副議長が舞台でにぎやかに鏡開きをし、よき1年を願った。