年末カンパを福祉に寄付、四日市の富士電機、キオクシアなどの労働組合

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【四日市市へ年末カンパからの寄付をした富士電機、キオクシアなどの労組の役員ら=四日市市役所】

 三重県四日市市の福祉事業に役立ててと、12月25日、富士電機労働組合三重支部とキオクシア労働組合四日市支部、キオクシアエンジニアリング労働組合の委員長らが森智広市長を訪問し、現金などを寄贈した。いずれも何年も続いている年末カンパからの寄付で、社会福祉事業振興基金に充てられ、福祉の現場で使う機器などの購入に活用される。

 寄付の贈呈式には、富士電機の労組からは山﨑剛執行委員長、伊藤恭介書記長が代表で出席し、現金10万円と保育園児らが散歩の時に乗る6人乗りの「サンポカー」(10万円相当)を贈った。「サンポカー」はさっそく市内の保育園で使われる。寄付は今回で34回目になり、寄付総額は約456万8000円になるという。

 キオクシアの労組からは山下孝執行委員長、キオクシアエンジニアリングの労組からは池上宗和執行委員長が出席し、両組合からの現金22万円を贈った。今回で16回目の寄付で、寄付総額は約499万6000円になるという。

 委員長らから「寄付がこうして続いていることが意味深い」などの発言があり、市側からは、これまでに車いす、防災用毛布、トランシーバー、プロジェクターなど様々な備品が購入できたことも紹介された。