発動発電機使った信号操作訓練 署員自作のカバーも登場 四日市南警察署

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【署員が自作のイラスト入りカバーに発動発電機を入れて実施された信号操作訓練=四日市市新正】

 降雪や台風などの災害時に停電が発生し、発動発電機による信号機操作を想定した訓練が12月20日、四日市南警察署前の国道1号線交差点で実施された。機器を入れるイラスト入りの木製カバーを同署の署員が自作、訓練でも使用され、騒音防止の効果なども確認された。

 発動発電機は、雨や雪に弱いことから、防水などのカバーがあることが求められた。同署の署員、山本慎太郎さんが木製カバーを作成、谷口玖美子さんが表面のイラストを担当した。

 日ごろから棚を作るなどをしているという山本さんは、「台風などの暴風や大雨にも耐えられるカバーを」と表面に防水塗料を塗るなどし木製のカバーを作成した。谷口さんは、イラストを描くのが好きで、今年から活動している同署の広報犬「豆助」のイラストも担当。カバーには、三重県警の「ミーポくん」が「雷神」にような格好をしたイラストにあわせ「発動発電機」の表記をしたものや、「非常時こそ あわてず 落ち着いて!」などのメッセージを語りかけるようなイラストを描いた。
  
 訓練には署員ら約10人が参加。主に降雪を想定し、災害対処能力の向上を図ることが目的で、実際に発動発電機と信号機をつなぎ、誘導などを含め訓練は実施された。

【操作の確認をする署員ら】