悪質な客引き行為をなくそう、四日市の商店街などで街頭キャンペーン

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【客引き行為をやめようと声をあげながらパレードする参加者のみなさん=四日市市諏訪栄町】

 悪質な客引き行為をなくそうと、三重県四日市市の商店街で12月6日夕、街頭啓発キャンペーンがあった。四日市市、四日市南署や地域の住民たちの計50人余が参加し、横断幕を手に諏訪公園から近鉄四日市駅北のふれあいモールまでをパレードし、協力を呼びかけた。

 四日市市は2016年に「四日市市客引き行為等の防止に関する条例」を施行し、市民らに著しく不安を与えたりする客引き行為をなくそうとしている。この日午後6時の出発式では、森智広市長があいさつし、「地域の皆さんも定期的に活動いただいているが、なかなか、なくならない。必ず、なくしていくんだという強い気持ちをひとつに、パレードしましょう」などと話した。

 参加者たちは、森市長、藤井淳夫署長らを先頭に、イルミネーションで飾られた商店街を「客引き行為はやめましょう」などと声をあげながら歩き、協力を求めるティッシュペーパーなどを配った。ゴールの近鉄四日市駅北出口でも、しばらくティッシュ配りを続けた。

 地域から参加した諏訪栄町・西新地地区防犯協議会の林悦男会長は「お客さんに来てほしいのは分かるが、強引なやり方で迷惑がかかるのは困る。最低限のルールを守りながら明るい町をつくれるよう、地道な活動ではあるけれど、続けていきたいと思います」と話していた。