子どもから大人までアロマキャンドル作りを体験 すわ公園交流館で教室開催

【熱心にキャンドルづくりに取り組む参加者ら=四日市市諏訪栄町】

 四日市市諏訪栄町のすわ公園交流館で、12月3日(日)、手作りアロマキャンドル教室が開かれ、親子やカップルをはじめ、単独の参加者まで22人の老若男女が、それぞれ自分好みの色や香りのキャンドル作りを楽しんだ。

 諏訪公園と周辺の商店街のネオンなどを一時消灯し、数千本のキャンドルのほのかな明かりでスローな夜を楽しむイベント「1000000人のキャンドルナイトinすわ公園」で使用されたキャンドルを再利用。同イベント実行委員会の陰地慶太代表らが、過去のキャンドルナイトの様子を伝えながらオリジナルキャンドルの作り方を説明し、参加者は熱心に作業に取り組んだ。

 キャンドルの型に、好きな色のクレヨンを細かく削り入れ、レモン・オレンジ・バニラ・バラ・ラベンダーの中から好みのアロマオイルを選んで垂らす。溶かした蝋を流し込みクレヨンを溶かして、蝋が固まりかけたら、芯糸を中心に入れる。「芯がしっかり立ったらOKですよ」という陰地代表の声掛けに、「できた!」と参加者らの笑みがこぼれた。

【芯を入れたら完全に固まるまで待つ】

 

【完全に固まったら型から取り出す】

 

 色はグリーンで、バラの香りを選んだ市内の小学6年の女の子は、「クレヨンを削るとき細かくなるように慎重に切りました。クリスマスに役立ちそう」、陰地代表は「市販品と違って、溶けきれなかったクレヨンがマーブル状になったりしているのも、オリジナルの味があっていいですね」と話していた。

【世界に1つだけのオリジナルキャンドル完成】

 

 2003年に始まり、いつしか四日市の「冬の風物詩」として定着したキャンドルナイトだが、2020年からはコロナ禍で開催を見送り現在に至っている。陰地代表は「キャンドルナイトは、諏訪公園を取り巻く環境が変化していく中、スローライフの提唱や市街地活性化に一定の役目を果たし終えたと思っている。今後は、地域のイベントでキャンドル作り教室出展の機会を増やしていきたい」と語っている。

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