「Do it! 松阪鶏焼き肉隊」にゴールドグランプリ、2日間で20万2400人が来場、東海・北陸B-1グランプリin四日市

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【森智広市長(左)から萬古焼の箸のトロフィーを受け、盛り上がる「Do it! 松阪鶏焼き肉隊」のみなさん=四日市市諏訪町】

 東海・北陸B-1グランプリin四日市は2日目の11月19日、小春日和のような穏やかな晴天に恵まれ、前日を上回る12万8600人でにぎわった。来場者の投票結果が夕方発表され、「松阪鶏焼き肉」を提供した「Do it! 松阪鶏焼き肉隊」(三重県松阪市)がゴールドグランプリを獲得した。2日間の合計来場者数は20万2400人となり、事前の予想をはるかに上回る盛況ぶりだった。

 表彰式は午後5時半から市総合会館であり、出場団体の人たちで会場はあふれんばかり。「Do it! 松阪鶏焼き肉隊」の森下桂子代表は「長いコロナ禍でみなさん苦労したと思います。同じ三重の四日市でこのような賞をもらえてうれしい。これからも共に街を盛り上げていきましょう」とあいさつした。

ゴールドグランプリを喜ぶ「Do it! 松阪鶏焼き肉隊」のみなさん。賞状を手にするのが森下桂子代表

 シルバーグランプリは「富士宮やきそば」を提供した「富士宮やきそば学会」(静岡県富士宮市)、ブロンズグランプリは「亀山みそ焼きうどん」を提供した「亀山みそ焼きうどん本舗」(三重県亀山市)が受賞し、4位が「西伊豆しおかつおうどん」を提供した「西伊豆しおかつお研究会」(静岡県西伊豆町)、5位には「めいほう鶏ちゃん」を提供した「めいほう鶏ちゃん研究会」が選ばれた。上位3団体には実行委員会会長の森智広四日市市長から特別しつらえの萬古焼の箸のトロフィーも贈呈された。

 表彰式のあいさつで、森市長は「20万人を超す人たちに来ていただき、みなさんが全力の笑顔でもてなしていただいた。やってよかった、と声を大きくして言えるイベントになりました」と話し、四日市とんてき協会代表理事の小林慶太郎実行委員長が「2018年に四日市での開催が決まったものの、コロナ禍が来て長く開けなかった。規模を縮小して開こうかとの話も出たが、ここまで頑張って待って、今、この熱気を感じることができた。ここで感じたまちおこしへの熱気を、あすにつなげていきましょう」と話した。

表彰を終え、みんなでB-1のテーマソングを歌う出場団体のみなさん

 この日、会場の三滝通りは、午後になってもベンチが満席状態で、家族連れらが中央分離帯の芝に腰掛けて輪をつくる「お花見」のような状況に。午後1時を回ると、チケット販売ブースが次々の閉じられた。5万部用意したチケットが完売したという。

 催しの終了は午後4時。中央のステージでは参加した各団体の人たちや催しを支えたボランティアたちが集まり、肩を組んでB-1のテーマソングを歌ったりして、互いの労を拍手でたたえ合った。

前日を上回るにぎわいになった会場